愛車は日頃からメンテナンスしておくと、故障などのリスクが下がり長く乗ることができます。
オイル交換や洗車は日常的にしていても、ヘッドライトのメンテナンスをしている方は少ないのではないでしょうか?
ヘッドライトはメンテナンスしないで放置していると、だんだん黄ばんでいきます…
- ヘッドライトが黄ばんで見栄えが悪くなった…
- ヘッドライトはなぜ黄ばむの?
- ヘッドライトの黄ばみを綺麗にする方法を知りたい
この記事では元自動車整備士の私が、整備士として数多くのヘッドライトを綺麗にしてきた経験を元に、自分でできる簡単なヘッドライト黄ばみの取り方を紹介します。
- ヘッドライトが黄ばむ理由
- 黄ばみを放置したらどうなるのか
- ヘッドライトの磨き方
- ヘッドライトの黄ばみの予防方法
かっこいい車もヘッドライトが黄ばんでいては台無しですよね…
この記事を読むことでディーラーに行かなくても、自宅でヘッドライトのメンテナンスができるようになり、いつまでもかっこいい愛車に乗れるでしょう。
ヘッドライトの黄ばみの原因は素材によるもの
ヘッドライトの黄ばみは素材の”ポリカーボネート樹脂”の性質が原因です。
ポリカーボネート樹脂は軽くて衝撃に強いというメリットがあります!
一方で熱や紫外線の影響で劣化したり、傷に汚れが付着したりするとポリカーボネート樹脂が変色し、黄ばみが発生するのです。
また、ヘッドライトとボディの隙間から内部に水や汚れが侵入することで、黄ばみに繋がることもあります。
定期的にメンテナンスをすれば、黄ばみの原因が解消されてヘッドライトを綺麗に保つことができるでしょう。
黄ばみを放置すると車検に通らない
ヘッドライトの黄ばみを放置すると視認性が悪くなり、車検に通らない場合があります。
また黄ばみを放置し続けるとヘッドライトの内部まで黄ばみが侵食して、ヘッドライト本体を交換することになりかねません。
ヘッドライトの交換は3万円〜費用がかかります…
車検の時に高額の出費を防ぐためにも、日頃からメンテナンスを心がけましょう。
ヘッドライト以外にも、車のメンテナンスをきちんとしていれば、車検時の費用を抑えることができます。
車検のお得な受け方は以下の記事で解説しているので参考にしてください。
元整備士が直伝!ヘッドライトの磨き方手順
ビフォーアフターの写真
ヘッドライトのメンテナンスと聞くと大変そうに感じますが、実は自宅で簡単にできます。
- ヘッドライトをカーシャンプーで洗う
- ヘッドライトの縁をマスキングテープで保護する
- 耐水ペーパーで磨く
- コンパウンドで磨く
- 仕上げにコーティングする
市販で販売されている道具や研磨剤を使用するだけで、見違えるほど綺麗になるので試してみてください。
ただし、ヘッドライトの内側の黄ばみは表面を磨いても意味がないので、業者に依頼する必要があります。
日頃からメンテナンスをして、ヘッドライトを交換するような大きな出費を防ぎましょう!
STEP1.ヘッドライトをカーシャンプーで洗う
洗車の写真
始めにカーシャンプーや水洗いで、ヘッドライトの表面についている汚れや砂を洗い流します。
汚れたまま作業に入ると、傷をつける原因になってしまいます。
洗車の時についでに磨くのがいいですね!
STEP2.ヘッドライトの縁をマスキングテープで保護する
マスキングテープの写真
マスキングした後の写真
ヘッドライトの周りにマスキングテープを貼ります。
マスキングテープを貼ることでボディに傷がつくことを防ぎます。
マスキングテープは100均で十分です。研磨剤のセットに入っている場合もありますよ!
ここまでの工程で磨く準備OKです。
STEP3.耐水ペーパーで磨く
耐水ペーパーの写真
耐水ペーパーで磨いている様子の写真
耐水ペーパーでヘッドライトを磨きます。
耐水ペーパーには番手がついていて、数字が大きくなるにつれて、目が細かくなる仕様です。
最初は1000~1500番くらいの耐水ペーパーで全体を優しく磨き、徐々に番手を上げて細かい目の耐水ペーパーを使用していくことを推奨しています。
力を入れすぎないのがポイントです!
耐水ペーパーは水で濡らしながら使用することで、ヘッドライトが摩擦熱でダメージを受けるのを防げます。
STEP4.コンパウンドで磨く
コンパウンド商品の写真
コンパウンドで磨いている様子の写真
耐水ペーパーのあとは布やスポンジを使用して、コンパウンドでより細かく磨いていきます。
コンパウンドは耐水ペーパーで磨ききれなかった、小さな傷まで綺麗にすることが可能です。
コンパウンドで磨くとピカピカになりますよ!
STEP5.仕上げにコーティングする
コーティング商品の写真
コーティングしている様子の写真
最後にコーティングをします。
磨き終わったヘッドライトはコーティングがされていないので、紫外線や熱に非常に弱い状態です。
すぐにコーティングをすることで、ヘッドライトを長持ちさせることができます。
ヘッドライトのメンテナンスは意外と簡単でしたね!
ヘッドライトの黄ばみを予防する方法
ここではヘッドライトの黄ばみを予防する方法を紹介します。
- プロテクションフィルムで保護する
- コーティングをする
- 車の保管場所に気を付ける
ヘッドライトを長持ちさせるには、上記に加えて日頃からメンテナンスをすることが欠かせません。
またヘッドライト以外にも、エアコンなどのメンテナンスも定期的に行うと愛車に長く乗れるでしょう。
プロテクションフィルムで保護する
プロテクションフィルムをすることで、強力な紫外線予防になります。
プロテクションフィルムはコーティングなどに比べると高額ですが、耐久性が高く、長期間において黄ばみを防いでくれる優秀なフィルムです。
コーティングをする
ヘッドライト用のコーティングをすると、ヘッドライトを紫外線や傷から保護できます。
効果の持続は半年〜1年ほどなので、定期的に行う必要があります。
車の保管方法に気を付ける
車を長期間紫外線にあてないのも対策になります。
屋根付きの駐車場なら問題ありませんが、屋根がない場合は車体カバーを検討してみるのもいいですね。
まとめ
この記事では自宅でも意外と簡単にできる、ヘッドライトの黄ばみを落とす方法を紹介しました。
ヘッドライトの黄ばみは素材の”ポリカーボネート樹脂”の性質が原因です。
ポリカーボネートは軽くて丈夫ですが、紫外線や熱に弱く黄色に変色してしまいます…
ヘッドライトの黄ばみを放置すると、光量が減少して車検に通らなくなることに加えて、ヘッドライトの交換となれば高額な出費になってしまいます。
日頃からのメンテナンスが欠かせません!
- ヘッドライトをカーシャンプーで洗う
- ヘッドライトの縁をマスキングテープで保護する
- 耐水ペーパーで磨く
- コンパウンドで磨く
- 仕上げにコーティングする
この記事で紹介した内容を実践することで、綺麗な愛車に長く乗ることができるでしょう。
ヘッドライトを磨く時に見返せるように、ブックマークしておくと便利ですよ!