夏になると快適なドライブにエアコンは欠かせません。
エアコンをつけたら生臭い匂いがしたり、効きが悪かったりと不快な経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか?
- エアコンの異臭を解消したい
- 安く自分でフィルターを交換したい
- エアコンの効きが悪くなってて困っている
この記事では元自動車整備士として多くを修理してきた私が、1人で簡単にできるエアコンフィルターの交換方法を解説します。
- エアコンの異臭の原因
- エアコンフィルターを交換する必要性
- エアコンフィルターの交換時期と交換方法
この記事を読むことでエアコンフィルターの交換を自分で交換できるようになり、異臭問題を解決するだけでなく、交換費用を浮かせることができます。
エアコンフィルターは定期的に交換しないといけないので、この記事をブックマークしていつでも読めるようにしておきましょう!
エアコンの異臭はカビが原因
エアコンから漂う嫌な匂いは、エアコンフィルターやエバポレーターで繁殖したカビや雑菌が原因です。
エアコンはフィルターからを通過して濾過された空気が、エバポレーターという冷却装置によって急激に冷やされて冷風になります。
エアコンフィルターは外気を濾過する役割のため、ホコリや汚れがたまりやすいんです…
フィルターのホコリや汚れを放置することで、目詰まりを起こしてエアコンの効きが悪くなったり、カビが繁殖して汚染された空気が車内に入ってきたりすることになります。
カビや雑菌で汚染された空気が匂いの原因です…
また、エアコンフィルターを通過した空気はエバポレーターにて冷却されて冷房になりますが、エバポレーターは冷却する際に結露が発生し湿度が高くなることでカビが繁殖しやすい環境になっています。
異臭はエアコンフィルターを交換するか、エバポレーターを洗浄することで解消することが可能です。
エアコンフィルターの交換は素人でも簡単にできるのでおすすめです!
エアコンフィルターを交換する必要性
引用:FQ JAPAN
エアコンフィルターを交換せずに放置することは、エアコンから異臭が発生する以外に体や燃費にも悪影響があります。
- 車内の空気が悪くなることを防ぐ
- 冷却効果の維持
- 燃費の悪化を防ぐ
エアコンフィルターを交換することで快適な車内環境になるだけでなく、燃費の向上など車の性能もよくなります。
車内の空気が悪くなることを防ぐ
エアコンフィルターを交換することでカビの胞子が車内に充満して、空気が悪くなることを防ぐことができます。
人によってはカビの胞子を吸引すると、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
家族や、子供たちにカビを吸わせたくないですよね…
他にもカビの嫌な匂いを防いだり、花粉やPM2.5をカットしてくれるフィルターも存在したりします。
定期的にフィルターを交換して車内環境をクリーンに保ちましょう!
冷却効果の維持
エアコンフィルターは車内の冷却効果の維持に関係します。
エアコンフィルターは外気を濾過する工程でホコリや汚れが詰まって、車内に送られる風量が少なくなり冷房の効きが悪いと感じることがあります。
ガラガラやブーンといった音がする場合はフィルターが詰まってるかもしれません…
エアコンフィルターを交換することで詰まりが改善されて冷風が出るようになるでしょう。
燃費の悪化を防ぐ
エアコンフィルターを交換しないと燃費が悪化します。
エアコンフィルターが目詰まりして冷房の効きが悪くなると、車は車内を冷やすために多くのエネルギーを使います。
エアコンを動かしているのはガソリンなので、冷却に無駄なガソリンを使う分だけ燃費が悪くなるのです。
経済面で見てもエアコンフィルターの交換は必須と言えます!
エアコンフィルターの交換時期
エアコンフィルターの交換時期は基本的に「1年または10,000キロ」が推奨されています。
ただし、工業地帯などの空気が汚れているところを走行している場合や、フィルターのメーカーによっては交換時期が前後する場合があります。
交換時期が不安な方は車検の際にディーラーに相談するといいですね!
フィルターを洗って再利用することも可能ですが、乾燥させる手間や時間を考慮すると交換がおすすめです。
フィルターを洗う場合はしっかり乾かさないとカビの原因に…
フィルターの交換は10分程で簡単にできますよ!
「エアコンの効きが悪くなってきた」「カラカラと変な音がする」場合は交換時期を過ぎているかもしれないので、早急に確認をしましょう。
【エアコンフィルターの汚れ比較】
【作業時間は約10分】工具不要で簡単にできる!エアコンフィルターの点検と交換方法
引用:カーコンビニ倶楽部
エアコンフィルターの交換はお店に行かなくても、自分で簡単にできます。
お店に行くと工賃がかかりますが、自分で行うとフィルター代だけで工具も必要ありません。
- グローブボックスを取り外す
- フィルターカバーを外す
- フィルターを交換する
- フィルターカバーとグローブボックスを取り付ける
作業に工具は必要なく、10分ほどで簡単に終わります!
【エアコンフィルター料金比較】
交換方法 | 料金相場 |
---|---|
ディーラーで交換 | 約6000円 |
カーショップで交換 | 約4000円 |
自分で交換 | 約2000円 |
ディーラーと比べて3000円以上お得になります!
ここではホンダのN-BOXを例に、エアコンフィルターを交換する手順を解説します。
自分で交換することで節約になり、浮いたお金でランチを食べに行くなど少し贅沢ができますね!
ただしグローブボックスの取り外しなどを伴う作業のため、車を傷つけてしまうことや、グローブボックスの破損が心配な方は車検の際に一緒に交換してもらうことも検討してください。
手順①グローブボックスを取り外す
エアコンフィルターは助手席にあるグローブボックスの奥に設置してあります。
N-BOXの場合はグローブボックスの下から後方に手を回して引っ張ることでグローブボックスを引き出すことができます。
引き出す時にコードを引きちぎらないように注意してください!
他の車種の場合は、グローブボックスを開いて引っかかり箇所を内側に引っ張ると取れたり、フックを外すことで取れたりするものもあります。
事前に「車種名+グローブボックス外し方」で調べておきましょう!
手順②フィルターカバーを外す
グローブボックスを外したら、奥にあるフィルターカバーを外します。
フィルターカバーは両サイドを爪で引っ掛けているだけなので簡単に外すことができます。
手順③フィルターを交換する
フィルターカバーを外すとエアコンフィルターがあります。
エアコンフィルターは引っ張り出すことができるので、外したら新しいエアコンフィルターと交換してください。
エアコンフィルターには裏表があるので説明書をよく確認してください!
手順④フィルターカバーとグローブボックスを取り付ける
フィルターの交換が終われば、取り外した時と逆の手順でエアコンフィルターとグローブボックスを取り付ければ終了です。
工具も必要なく簡単にできそうですよね!
まとめ
この記事ではエアコンの異臭の原因とエアコンフィルターの交換方法について解説しました。
エアコンの異臭は、エアコンフィルターやエバポレーターで繁殖したカビが原因で発生します。
エアコンフィルターで繁殖したカビは、異臭以外に車の性能にも悪影響を与えます。
- 車内の空気が悪くなることを防ぐ
- 冷却効果の維持
- 燃費の悪化を防ぐ
エアコンの匂いを改善するには、エアコンフィルターの掃除やエバポレーター洗浄などの方法がありますが、手間がかからず簡単にできるエアコンフィルターの交換がおすすめです。
- グローブボックスを取り外す
- フィルターカバーを外す
- フィルターを交換する
- フィルターカバーとグローブボックスを取り付ける
エアコンフィルターを自分で交換することで、費用を抑えることができます!
この記事の内容を確認することで、簡単にエアコンフィルターを交換することができ、快適な車内環境を保てるでしょう。
空気が綺麗だと家族や子供も安心ですね!