車は生活するうえで必要不可欠なものと思っている方も多いかもしれません。
しかし、車は本体代金や維持費を合わせると生涯で4,000万円の出費になるということをご存知でしょうか?
労働政策研究・研修機構の実施した「サラリーマンの生涯年収の平均」の調査から手取り額を考えると、男性で約1.89億~2.16億円、女性で約1.54億~1.76億円ほどになり、車の支出が生涯で20%~26ほどを占めることが分かります。
りそな銀行の調査はあくまでも平均値なので、実際は半数以上の方が平均値より低い生涯年収水準になることでしょう。
住宅や教育を合わせるとほとんどお金が残らないかも…
- 毎月車にかかる費用が多くてお金がたまらない
- 車にかかる費用を抑える方法はないかな?
この記事では元自動車整備士で車好きの私が、車にかかる費用と車にかかる費用を抑える方法を解説します。
- 車にかかる費用について
- 新車の必要性
- 車にかかる費用を抑える方法
この記事を読むことで車にかかる費用を抑えることができ、余ったお金で少し贅沢な食事ができたり貯金ができたりと人生の選択肢を増やすことができます。
車が必要な方は毎月の支出を減らすことができて、ゆとりある人生を送ることができますよ!
生涯で4,000万円!?車を手放すべき理由は維持費が高いから
車を20歳から70歳までの50年間乗り続けると約4,000万円かかると言われています。
高級車を買ったり、頻繁に車を買い替えたりする人はもっとかかる可能性も…
- 車体代金車体代金:1,750万円(7年に1回程度買い替え)
- ガソリン代:520万円(約8,600円/月)
- 保険代:490万円(約8,100円/月)
- 駐車代金:720万円(約12,000円/月)
- 自動車税や自動車重量税:470万円(約7,800円/月)
- その他消耗品費:50万円
参照:リベラルアーツ大学
車本体のローン支払いと保険代などの維持費を合わせると、1ヶ月あたり約6.6万円も車を所有するために出費しています。
車を持たないだけで毎月6万円以上の支出を抑えられることを考えると、新車を買わなければいけないという固定概念から離れて、中古車やカーシェアを検討をすることをおすすめします。
車を持たない選択をすることで確実にお金がたまるようになるでしょう!
現代はカーシェアなど便利なサービスの普及により、必ずしも車を持つ必要はないと言えます。
あなたの生活実態と照らし合わせて車の必要性を検討してみましょう!
本当に新車が必要?車を購入する目的を考えることが大切
車を購入する際に購買目的を明確にしておくことが大切です。
車を購入する主な目的として以下の3種類が挙げられます。
- 消費目的…移動手段
- 浪費目的…車が好き、目立ちたい
- リセール目的…売る時のことも考えたい
車を購入する目的を考えることで自身の生活実態や身の丈にあった車を購入することができます。
車に求めることを明確にして後悔しない買い物をしましょう!
移動手段として必要(消費目的)
地方住みや車を普段使いする場合は、車を買う目的が移動手段という方も多いと思います。
移動手段として車を購入する方にとって車は「趣味」「見栄」ではなく生活必需品なので高級車や新車は必要ありません。
中古車と新車を比べると中古車の方が合計100万円以上お得になることも珍しくないです。
移動手段なら見た目やグレードは重要では無いですね!
移動手段のために車を買う方に新車や高い車は必要なく中古車で十分だといえます。
好きなかっこいい車に乗りたい(浪費目的)
浪費目的で車を購入する場合は、現在の貯金額と照らし合わせて無理のない範囲での購入か検討することが重要です。
ローンを組んで購入することは可能ですが、2%ほどの金利がかかります。
例:300万円を2%で5年借りた場合(60回払い)
借入金300万円➡️総返済額315万4968円
貯金がないのに、ローンを組んで新車を購入する人は少なくありません…
ローンを組むことで金利分の余分な支払いが増えるうえに、毎月の維持費と同時に支払い続ける必要があるので家計を圧迫することになります。
車を買うなら無理なく貯金で買える車にしましょう。
見栄や一時的な感情に惑わされることなく、身の丈にあった買い物を心がけましょう!
売る時も考えて買いたい(リセール目的)
投資目的の場合リセールバリューの良い車を購入することが大切です。
リセールバリューの良い車とは、新車から年数が経過しても価値が下がりにくい車のことをいいます。
【リセールバリューの例】
車種 | 新車価格 | 3年後の売却価格 | 差額 |
---|---|---|---|
フェラーリ | 2,000万円 | 1,900万円 | 100万円 |
新型アルファード | 700万円 | 600万円 | 100万円 |
中古の軽四自動車 | 50万円 | 30万円 | 20万円 |
新車プリウス | 300万円 | 150万円 | 150万円 |
上の表を見ると新車価格としては高価格のフェラーリやアルファードよりも、プリウスの方が大きな差額で損をしていることが分かります。
中古車は購入価格が安いうえに価値が落ちにくいのでおすすめです!
車を購入する際は投資的な目線を持つことも重要です。
車が必要な方必見!車にかかる費用を抑える方法
地方に住んでいるなど車が生活に欠かせない方もいることでしょう。
車は所有するだけで毎月約6.6万円かかると言われており、車が必須な方は維持費用を抑えることが重要です。
- 保険の見直し
- 車検費用の相見積もり
- 今の車を売却してカーシェアや中古車を検討する
- 車を買う場合はリセールバリューを意識する
車には駐車場代や保険代など月々固定でかかる費用の他にも、ガソリン代や高速道路代など変則的にかかる費用もあります。
毎月変動する費用を都度計算するのは大変なため、マネーフォワードなどの家計簿アプリを利用して自動で記録することがおすすめです。
毎月の支出を管理することは資産を築くために必要不可欠です!
マネーフォワードは銀行やカードを登録するだけで収支を自動で管理してくれるので家計管理の手間が必要ありません。
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車にかかる費用を抑えることで、月々の支払いが楽になり生活にゆとりができますね!
保険の見直し
自動車保険を見直すうえで保険会社を見直すことが大切です。
自動車保険を下げるポイント
- 保険会社を見直す
- 運転者限定条件の見直し
- 年齢条件の見直し
保険会社の見直しは、車を売るときと同様で保険会社の相見積もりを取ることが必要不可欠です。
保険会社の相見積もりは『保険スクエアbang!』というサービスを使うと、必要事項を入力するだけでメールか郵送ですぐに結果が分かります。
いちいち各保険会社に電話をする手間がかかりません!
現在の保険料と比べ見積もり金額が平均3.5万円安くなると話題の『保険スクエアbang!』は無料で一括見積もりできるので試しに利用してみるのもいいですね。
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現在加入している保険の運転者限定条件や年齢条件の見直しも重要です!
運転しない人まで補償する保険内容になっていないかしっかり確認しておきましょう。
自分しか運転しないなら本人限定にしておくといいですね!
車検費用の相見積もり
まとまったお金が必要な車検も相見積もりを取ることで費用を抑えることができます。
自動車を所有している方は法律により車検を受けなければなりません!
【車検時期】
新車…登録から3年
初回車検以降…2年ごと
車検の相見積もりが大切なのは、受ける店舗によって費用や検査項目が大きく異なるからです。
【車検費用相場】
軽四自動車…約6万円〜
小型自動車…約9万円〜
参照:MOTA
相見積もりを取ることで金額の交渉を有利に進めることができるだけでなく、不要な検査項目や検査漏れが無いか判断できます。
1店舗づつ訪問して見積もりを取るのは面倒…
楽天車検ならネットで簡単に金額や口コミを比較することができます!
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今の車を売却してカーシェアや中古車を検討する
現在の車を売却してカーシェアや中古車に変えることでも、車にかかる費用を抑えることが可能です。
マイカーを持つほどでも無いけど必要に応じて車を利用したい人、車にあまりお金をかけたく無い人はマイカーを売却してカーシェアの利用を検討しましょう。
カーシェアは登録しておくと、必要に応じて手軽に利用できて使い勝手抜群です!
カーシェアについて詳しくはこちらで解説しています。
また、地方で車が必須という方は中古車を検討することでローンから解放されます。
中古車なら数十万円で購入できる物も多く、ローンを組む必要がありません!
今お持ちの車を売却することで経済的にゆとりができて、ゆとりのあるカーライフを送ることができます。
車をできるだけ高く売却したい方は『車の売り方マニュアル』をご覧ください!
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無料で利用できるので試しにお持ちの車の現在の値段を調べてみることをおすすめします。
私も試しに査定に出したら、ディーラー査定120万円の車が178万円になりました!
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車を購入する場合はリセールバリューを意識する
車を購入する時は車の価格ではなく、リセールバリューの高い車を購入することも大切です。
リセールバリューが高い車とは売却する時に価値の落ちにくい車のことです。
【リセールバリューの例】
車種 | 新車価格 | 3年後の売却価格 | 差額 |
---|---|---|---|
フェラーリ | 2,000万円 | 1,900万円 | 100万円 |
新型アルファード | 700万円 | 600万円 | 100万円 |
中古の軽四自動車 | 50万円 | 30万円 | 20万円 |
新車プリウス | 300万円 | 150万円 | 150万円 |
表を見るとプリウスよりアルファードなどの高級車の方が、差額が小さくお得に乗れると分かります!
リセールバリューには需要と供給が関係しており、中古でも欲しいと思う方が多い車はリセールバリューの高い車になります。
車を購入する際は投資的な目線を持つことでお得にカーライフを楽しむことができるでしょう!
まとめ
この記事では車にかかる費用と、費用を抑える方法を解説しました。
車を20歳から70歳までの50年間乗り続けた場合約4,000万円もの大金が必要になります。
住宅に匹敵するほど大きな買い物ですね…
車を購入する際には目的をはっきりさせることが重要です。
- 消費目的…移動手段
- 浪費目的…車が好き、目立ちたい
- リセール目的…売る時のことも考えたい
移動手段として車を購入するなら、新車や高い車は必要ありませんよね!
車に乗る必要がある方は以下のポイントを意識することで、車にかかる費用を抑えることができます。
- 保険の見直し
- 車検費用の相見積もり
- 今の車を売却してカーシェアや中古車を検討する
- 車を買う場合はリセールバリューを意識する
「保険の見直し」「車検の相見積もり」は車の維持費を抑えるためには必須です。
また、車の使用状況によっては今お持ちの車を売却してカーシェアを利用することをおすすめします。
車の維持費を抑えることは大切ですが、カーシェアなどのサービスを利用して車を持たない選択をすることで経済的にゆとりができます!
車を売却する際には相見積もりがかかせません。
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この記事の内容を実践し、自動車ローンや毎月の支払いに圧迫されることなく、ゆとりある生活を楽しみましょう!